FXで取引をしてコツコツ稼いで資金を2倍に増やしたのに「一発で大負け」や「一度負けてから連敗が続く」などせっかく増やした資金が減ってしまう経験をしたトレーダーは多くいます。
- FXではなぜ負けてしまうのでしょうか?
- 常に勝ち続ける方法はないのでしょうか?
そして、一番の悩みは一発のトレードで大きく負けてしまう理由が分からないことではないでしょうか。
今回はFXの「負け」についてスポットを当ててみていきましょう。
FXの「負け」とは
FXでは最終的に資金が0にならなければ利益を出す機会はいくらでもあるため、0円になったときが本当の負けといえます。
一回の取り引きにも勝敗が存在し、FXの世界では勝ち負けが綺麗に別れます。
FXは勝った人は負けた人からお金が入るシンプルな仕組みです。
そして、価格は悲しいことに「負けた人」が決めています。
トレードで損切りをした瞬間に価格は決まります。勝っている人が利益を確定したのではなく、損失を認めたから資金が買った人に動くのです。
負ける理由は?
FXで10万円の利益を出すと10万円の損失をした人がいることになります。これをゼロサムゲームといい、ゼロサムゲームは資金が多い人の方が有利といわれています。
資金力の少ない人には勝つことが難しいものと心得ておくことが大切です。
一発で大きな損失を出してしまう3つの理由
1回のトレードで大きな損失を出してしまい資金がかなり減ったり、0になってしまう経験は初心者にはあるあるです。
大きな損失を出してしまう理由は
- 感情的なトレードになっている
- 分析が出来ていない
- ルールを守れていない
といったものがあげられます。
コツコツと利益を出してきたのにトレンドの転換に気づかなく、同じ方向性のトレードで勝負を挑んで負けてしまい、一度負けたことに感情的になって売り買いしてしまうと相場についていけなくなります。
しっかりとした分析を行わなければいけません。
とはいえ、分析をしたらといってトレードの勝率が100%になることは絶対にありません。
分析をして利確と損切りのルールを決めることが大切です。
FXは「損切りしなければ勝てる」のでは?
FXは損切りをしなければ勝てるのでは?と話題になることがあります。
確かに損失を確定させなけらば「負け」にはなりません。しかし、FXにはスワップポイントが発生してしまうため、日が経つごとに手数料を取られることもあります。
スワップポイントがプラスに働いていたとしてもトレンドの方向性が逆で損失が大きい場合は、いつかは証拠金維持できなくてロスカットが発生します。
莫大な資金を持っていれば損切りしない選択もできますが、大きなトレンドは転換するまで時間と価格変動が大きく必要になるため、損切りしないことはおすすめできません。
負けないコツは損小利大!再現する3つポイント
FXの理想的なトレードは損失は少なく、利益は大きくです。これを損小利大といいます。
損小利大のコツは
- レバレッジを低くする
- 投資資金の2%で損切りする
- ルールを守る
レバレッジが高すぎるトレードはリスクが大きくなり、ロスカットになりやすいです。特に100倍といった高すぎるレバレッジは初心者にはハイリスクです。エントリーしてすぐにロスカットして秒で資金がなくなることもあるので、レバレッジは高くても25倍までにしておきましょう。
損切りをするときには2%の損失が出た時点で損切りした方がいいとされています。しかし、2%の損失はFXの価格変動では毎日毎時間のようにおきているため、自分の勝率と勝った時の利益と損失を出したときの価格の比率(リスクリワード)によって決めるようにしましょう。勝率が悪くても利益が大きければ儲けられるのがFXの面白味です。
そして、最も大切なことがトレードにルールを決める事です。
- 取引は1日3回まで
- USDJPY以外は取引しない
- 取引時間は、PM9時~12時まで
- 損切りの注文は仕込んでおく
- サポートラインを割ったらエントリー、10pipsで利確する
自分なりのトレードにルールを決める事で感情的なトレードになるのを防ぐ事ができます。
さらに分析のレベルも上がり相場状況を読んで価格変動のシナリオを立てやすくなるでしょう。
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